【本日は14(石)の日】「石膏ボーイズ」アフレコレポートをお届け!

2015年12月14日

石膏ボーイズの面々をはじめ、豪華な顔ぶれで挑んだ初回アフレコ。本編が7分のショートアニメであることから、3話分が一気に収録されました。初めての顔合わせでもあるので、宅野誠起監督ら制作陣からのあいさつや、世界観・キャラクター説明も入念に。キャスト陣は、本作をより深く理解しようと真剣に耳を傾けます。ピリリとした空気が辺りを漂う……!

石膏アフレコ㈪

とはいえ、そんな中で和やかな場面も。とくに、堀部半蔵の“関西弁”については、同役の黒田崇矢さんが「(いい加減な関西弁でも良いっていう設定ではあるけれど)大丈夫ですかね……?」と不安そうに言うやいなや、「困ったら教えてあげますんで!」とヘルメス役の福山潤さん(大阪出身)。これに対し「こいつに教わるくらいなら非難を浴びたほうがいいですよ」と黒田さんがかぶせ、ブース内をドッと沸かせていました。キャスト陣は、すでに温まっている様子です!

アフレコは1話から順に。モニターに映し出される映像に合わせ、キャスト全員が代わる代わるマイク前に立ち、キャラクターに声を与えていきました。欠席しているキャストのキャラは、別のキャストが成り代わって演じ、掛け合いを再現するなどコンビネーションもバッチリです。

さらに、特定のキャストは演歌歌手やオカマといったサブキャラを兼ねることも多かったのですが、過剰なまでの脚色を加え、調整室(音響監督らがいる部屋)のスタッフ陣を爆笑させることも! これには、ひと通りアフレコを終えたブース内でも、「いいねえ」「面白いなあ」との声が飛び交っていました。ちなみに、とくに演技が好評だったとあるキャラに関しては、スタッフから「また出したいですね」といった言葉まで! 熱のこもった演技が、相乗効果を上げていきます。

加えて、主要キャストに関しても。石本美希役の古城門志帆さんはセリフ量が膨大なだけでなく、早口で畳み掛ける場面も多い役どころで、苦労する場面が多かったものの……数回でキッチリ修整! 一方のボーイズたち、聖ジョルジョ役の杉田智和さん、メディチ役の立花慎之介さん、福山さん、マルス役の小野大輔さんの4人も“キャラを表現しつつ、それぞれの声のトーンに違いを出す”ため、細かなところまで調節。さらに「僕たち、石膏ボーイズです!」というセリフも、4人の声がキレイに揃うまで何度も練習し、“4人だからこそ”の演技に注力していました。

ボーイズは、言わずもがな石膏。口はもちろん表情も動かないため、そのぶん「声でしっかり感情を出さないといけない」と、普段とはまた違った感覚で演じる必要があるよう。これについてもしっかりと向き合い、演技に反映させていました。実際にどう演じているかは、ぜひ本編で確かめてみてください!

そしてとくに印象的だったのは、杉田智和さん演じる聖ジョルジョと石本が、車内で会話するシーン。普段は温厚な聖ジョルジョが、石本に対し一瞬だけ高圧的な態度を取るという、いわゆるオチ的な場面で、“絶妙な間とタイミング”でないとオチないかと思っていたのですが……ディレクションによってタイミングや調子を変えても、しっかりオチとして成立していたのです。これには、声で表現するというアフレコの奥深さを見たような気がしました。こうして、3話分のアフレコが終了。こだわり抜いた結果、5時間強(!!)もの時間が費やされていました。

もともとシュールな世界観の本作。それが、キャストとスタッフのこだわりによってより一層魅力的な作品になっていく……。『石膏ボーイズ』のアフレコ現場は、その移り変わりをハッキリと見せてくれました。放送スタートまであと少し。どうぞお楽しみに!(取材&文・松本まゆげ/撮影・アニメイトTV編集部)

石膏アフレコ㈰

当日のアフレコに集った豪華声優陣! 写真後列左から黒田崇矢さん、牧野由依さん、櫻井孝宏さん、中 博史さん、木村亜希子さん、前田玲奈さん、粟津貴嗣さん、宮下栄治さん、木村 昴さん、古城門志帆さん。前列左から福山 潤さん、立花慎之介さん、杉田智和さん、小野大輔さん